MOX8でパターンを作る
今年に入ってもう20曲くらいになるんですが、最近の曲は本当にゴージャスです。
音の種類が増えれば増えるほど、
頭使って少しでも聞こえる音を鳴らそうと頑張るわけなんですが…最近、SIDのLaserっていう曲を耳コピすることになりました。だいたいはパッドでふわーーーーっと鳴らしとく感じなんですが、
イントロに、16分音符の速いフレーズが入ってまして
↓
SID Laser
こいつが!
どうしてくれよう!!
両手使ったら弾けますが
こいつが鳴ってる間にもパッドとピアノが入ってくるので、
やっぱり自動演奏させるしかない・・・
普段はライブありきのアレンジを考えるので基本的に自動演奏機能は使わないので
とりあえず思いつく方法といえば
・アルペジエーター
・サンプリング
もってる機材はRoland Juno-GとYAMAHA mox8。
どっちかでうまいことできんかなーと思ってました。
アルペジエーターというのは、
単音もしくは和音を押したときにアルペジオが勝手に流れるっていう機能なんですが、
1音1音細かく指定して、それを任意の鍵盤に割り当てることなんてできるんやろか・・・・
なんか、一つの音色に対してものすごいメモリーを使うような気がするんやけど、
シンセって賢いしできるんかなーと適当に思ってまして、
とりあえず、近い音を探すと、moxの中にに近い音を発見したので、それで試してみることに。
mox8にはすごい量のアルペジオが入ってます。
カテゴリわけされてて、タイプによって名前がわかりやすくつけられてたりしますが、
リファレンスマニュアルのどこをどう読んでも、
アルペジオパターンを作るっていうのはない!
むっちゃ量入ってますが…
なんか、いろいろ試して遊ぶには最適な気はするけど、
決まった音符を鳴らすために作られたものではないことは
よくわかりました。
それにしても細かいです・・・
一部のアルペジオタイプには、たとえば鍵盤を離したときにギターのフレットノイズを再生するなど、効果音を再生する機能(ランダムSFX機能)
とかあります。
すごいですねぇ・・・・
・・でも私が使う日は来ないと思います。
次にJuno-Gのほうを調べてみると、
任意の音をアルペジオとして登録することが、どうやらできそうな感じです!
しかも結構簡単に!
Junoシリーズは、操作が分かりやすいところがホンマにいいです。
でもどの鍵盤を押しても、そのパターンで鳴るんですよね
当たり前やけど…・
レファラレミファラシb
っていうのを作って、レ以外のドとか押したら
ドミbソドレミbソラb
って鳴るんですよ・・・・
でも今回はドを押したら
ドソドミソドレミって鳴ってほしい。
今回は、アルペジオパターンが4パターンあって、その繰り返しなんですが、
ならば、音を4色つくって、それぞれにアルペジオ登録して、
レイヤーで重ねて
レの鍵盤だけとかドの鍵盤だけ とかに割りてたらいいのではないかと
考えました。
Juno-Gは16色まで重ねられるのがこれまたスゴイ使いやすいとこです。
4色なんてヨユーヨユーです。
・・・がしかし!
結果からいうと、無理でした。
音を重ねても、アルペジオは重ねる一音一音には登録できなくて、
重ねた一個の音(パフォーマンス)に対して一種類しか登録できませんでした…
惜しい。。
そしたら、その作った音をサンプルとして使って
普通に流そうか・・・・
とも考えましたが、
そしてやってみましたが、
なんか、保存したあと音質がものすごい劣化したので、やめました・・・・
方法がまずかったんかワカリマセンガ
ここまで考えてすでに何時間か経過してたので、
もう半分あきらめよーと思ったりもしましたが、
一応ぐぐってみると、
どうやらmox8には、「パターン」という機能があるらしい!
ということがわかりました。
リファレンスマニュアル読んでみると
「パターンとは、数小節を繰り返し演奏する伴奏パターンのことです。パターンにはセクションと呼ばれる16種類のバリエーションが用意されていて、1つのパターンの中でセクションを切り替えることで異なった演奏を再生できます。」
まさにこれやん!!!!
当初想像してた、
鍵盤弾いたら一つのパターンが鳴る・・というわけではなくて
どうやらセクションをボタンで切り替えていく作業になるらしいですが
これやと、片手でひかなあかんとおもってたピアノとパッドが
両手使ってそれぞれできそうな気がする。
なんか、デモ曲を聴いてみると、
AメロとかサビとかBメロとかCメロとか、
曲の部分部分のアイデアを登録しといて、
自分の気の向くままに再生していくことができ、
曲作りに役立ったりする
みたいな感じに聴き取れました。
シンセに初めから入ってるやつって、みんなめっちゃクオリティ高いし・・・・
今回はそんなんではまったくないけど、
とりあえずこれでやってみることにします。
まずパターンのボタンをおして、
新規作成するところを決めます。
最初から入ってるやつは一応残しときたいので、
5に決めました。
右側に「A」ってありますが、
まずAのフレーズをつくります。
(のちにB、C、Dを作ってつなげる)
拍子とテンポの設定。
moxのEditボタンをおすと、エディット画面になります。
カーソルをNOTEの列にあわせると、
鍵盤おしたらその音が入ります。(そのあとEnterで確定せな、移動したら戻る)
001:1:000 ってなってるとこは、
1小節:1拍目:一拍の480分の1でいうとどこか
です。
16分音符のフレーズなので、
120ごとに音をおいていけばOK~
できたら、Exitで画面もどって、今度はBを選択します。
またEditをおして、同じようにフレーズつくります。
Dまで4パターンつくったら、今度はそれをつなげる作業。
リアルタイムでボタンを押して演奏するのもありですが、
パッドとピアノ弾かなあかんことを思い出し、
順番まで全部登録することに。
パターンチェーンというのを使うとできるみたいです。
CHAIN選択。
パターンチェーンの画面になるので、
実際に鳴らしながら録音します。
「録音」→「START▶」で録音がはじまります。
録音中は、右の方のボタンを押して変えていくだけ。
PATTERN SECTIONっていうとこ押しておけば、
1~のボタンがA~に対応します。
4パターンつくったものがここに割り当てられてるので、
聴きながら順番に押します。
終わったら、■でとめて、
Editを押して確認できます。
OKならSTOREで保存!
その後は、パターンモードにして5番選んでCHAINを押し再生 だけで鳴るようになります。
アルペジオ調べ始めてからパターン作り終えるまで、5時間以上かかりました。
ほんまに、だれか詳しい人が身内にでもいればどれだけ楽か・・・・・
機種を特定してもなんでもいける人なんておらんしなぁ・・・・
なんかマニアックなブログになりましたが、
誰かのなんかの役にたてば幸いです。
おやすみなさい。