カメをめぐるもう何とも言い難い出来事
心の優しい人は泣いてしまう可能性があります。、ヽ`(~д~*)、ヽ`…閲覧注意
・・という前置きをおいといて、
事件は突然でした。
昨日携帯に、実家の母親からメールが届きました。
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(件名なし)
悲しい報告です。
15年生きた亀が死にました。
名前もなく、亀のままでしが、家族の一員として幸せであったと思う、思いたい。
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「亀のままでしが」は「亀のままでしたが」の打ち間違いやとして、
なんとも淡々とした報告が(゜Д゜)
実家は亀を買ってました。
メールにあるとおり、名前はなく、「亀」「かめ」「カメ」(;´Д`ハァ
15年も生きたのかー
長い。
もう、いつどうやってうちにきたのかも正直覚えてないし、
亀岡やから亀くらいおるよな ぐらいの認識(ごめんカメ)やったのです。
たまに実家に帰ると、冬は冬眠してて、それ以外は近づくとのそっと動いて
砂利がジャリっとする
ただそれだけ( ¨)¨)¨)¨)¨)¨) シーン
・・・っていう感じでした!
が!
その亀が、なんとこの春、お亡くなりになったということで・・・・!!
若干ながらにショックであります。
ちなみに、世話をしていたのは母。
このお母さんは、世の中の天然素材をすべて集めて結晶化したような人でして、
今までも数々の伝説を
これとか↓
http://lnak.blue/?p=47
これとか↓
http://lnak.blue/?p=56
まぁとにかくそのネジの外れ方たるやマグナム級なんですが
・・・・ちなみに、それに「理論」が加わって天然がさらに強固になり
家族といえど手が付けられないのが父でして、
早い話が実家は個性の塊です。
そんななか、癒しのルナ(犬)とカメ(亀)は、とても貴重な存在だったことは言うまでもないでしょう(o゜▽゜)o
このニュースを見て、昨日の夜、実家に電話をしました。
どんな状況やったか気になるし・・・
亀からしたら私らなんかエサをくれるだけの存在やったとしても、
何かやっぱり家族やったんやなぁ、亀
と思いながらコールすること何回か、
母親が電話に出ました。
「もしもし、カメ死んだん?」
母「あぁ、そうなんや~(゜ロ゜)」
「なんで?」
母「いつもは、水槽コンコンてしたら甲羅からぴゅっと顔だすのに、動かへんし、見たら死んでたんや・・」
「寿命?」
母「たぶん」
モバイル通信網にながれる切ない空気。
なんか想像したら泣ける・・
そして
「カメどうしたん?」
母「え?」
「そのあと」
母「え?(゜Д゜)いや」
( ̄_J ̄)ん?
・・・急に歯切れ悪くなる母親。
想像がカメの最後を通り過ぎた瞬間、私には何かが見えました。
母「まぁ、カメも15年生きて、幸せやったんとちゃうか・・」
「いやいやそのあとどうしたん」
母「まぁいいやんそのあとは」
なおも問い詰めると、
母「お父さんがな、(; ̄□ ̄Aお父さんが」
予感的中
「まさかゴミ箱に捨てたん!? (||゜Д゜)」
どうやらお父さんが指図し、実行はお母さんらしいですが、
いやいやいや
仮にも15年一つ屋根の下で暮らしたカメ!
庭に墓くらいたてんかい!!( ̄□ ̄;)!!
びっくりしてそれはあかん、墓は要ると訴えかけるも、
黒幕の父親が言ったというばかりなので
「ちょっとお父さんに代わって( ̄△ ̄;)!」
と代わってもらって父親と話すと、
父「なんでや、もう抜け殻やんか」
「庭に埋めて墓たてーや!」
父「日本やし火葬のほうがええやろ」
「そしたら自分死んだあと、葬式もせんと捨てるで!」
父「わしは葬式なんかいらん」
「じゃぁゴミ箱に捨ててもいいんか!」
父「人間の場合は法律違反や(∴`┏ω┓´)ノ」 ←ちなみにヒゲは生えてない
そして語りだす父。
父「ええかあれはな、魂の抜けた抜け殻なんや、カメはな、死んだあとカメだけの世界にいって、(なんたらかんたら)」
「(゜Д゜)」
・・・・補足説明ですが、
うちの父親は、一言でいえば心霊オタクです ←ほかに言い方ないか考えたけどやっぱりこれしかない
実家には背の高い本棚がたくさんあって、
そのほとんどが
「死の世界」
とか
「あの世は存在するか」
とか
なんか
そんなんでいっぱい。
小さいころ本棚にあった「火の鳥」を見て、あ、漫画や~と思って読んだらあまりの重さに夜寝られなくなったという思い出もあり
とにかく、カメをゴミ箱に捨てたといえど、ただの鬼畜ではなく一応そういう(魂がない体はモノと一緒みたいな)根拠があると
・・・でも確か、本棚に「ペットは死後も待っている」っていうタイトルの本あったけど
カメ待ってるんちゃうの・・・
わかるよーなわからんよーな理論をいう父親
いや、まぁ生き物というのは、心が大事である 本当にそうである
人間だってそうだ
確かにそうなんですが
それにしてもやっぱりあかんやろ!!!Σ(゜□゜)
という結論にいたり、
話は、どうにか線香だけでもあげて弔ってやってもらうことで決着がつきました。
・・・・まぁ、15年世話をしたのは私ではないし、
口出しできる立場でもないしなぁ・・・・
と思い迎えた今日。
朝に、母親からまたメールが。
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(件名:Re:)
おはよう。
亀のお葬式終わり、出棺しました。
ご冥福をお祈りします。
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添付画像
(゜Д゜)
あかん・・・・あかん・・・
なんやこのシュール極めた添付画像は
石化する人がいるとすればこんな感じなんかと思いました。
カメ、今までありがとう。
PS.
生き物の命というのは尊いものです。
もしかしたら、コレ読んで憤りを感じる人もいるかもしれませんが
命に対する考え方も人それぞれだと思います。
生きてる間がすべてという考えもまた間違いではないのです。
亡骸を捨てるなんてと思う方もいるでしょうが、どうか怒らないでくださいね
おわり